カッティングシートの三次曲面の施工とは?5つの手順と2つのポイント
ふだん、平面に施工することが多いカッティングシートですが、伸縮性のある素材であるため立体面などの3次曲面にも施工することができます。平面の施工よりも難易度が上がるものの、三次曲面に対するカッティングシートの施工は、コツを抑えれば初心者の方でも作業ができます。しかし初めて行う方にとっては、コツだけでなく施工手順や用意するものなども疑問であり、「何から始めたら良いかわからない・・・」と頭を抱えている方も少なくはないでしょう。
そこで本日はカッティングシートの三次曲面に対する施工についてご紹介いたします。
この記事を最後まで読むことで貼り方の解説だけでなく、適した材料の紹介や施工例のアイディアを知ることができるでしょう。
三次曲面に貼るときの事前準備とは?
まず、実際の施工にうつる前に事前準備が必要です。
材料から施工する前までの事前準備として気をつけるべきポイントは下記の2点です。
- ロスを考慮し材料を購入する
- 曲面貼りを練習して感覚を掴む
基本的に三次曲面の施工の際は材料を多くとることをオススメします。失敗したときのリカバリーの意味に加え、熱を加えてシートを伸ばすときに余白が少ないと伸ばしにくいからです。また曲面貼りを行う際には、少しシートを伸ばす練習をすることをオススメします。片手にドライヤーを持ちながらシートを伸ばし、伸びたところで貼っていくという作業は意外と大変です。完璧にできなくても流れを掴むだけで本番のクオリティが変わってくるため、事前に行なっておいた方が良いでしょう。
他にも以下のページにて記載がありますのでチェックしてみてください。
カッティングシートの曲面貼りは難しい?材料選びと2つのコツを紹介
カッティングシートの3次曲面に対する貼り方解説
続いて三次曲面の施工方法をお教えいたします。
用意するもの
- カッティングシート
- スキージー
- ドライヤー
- マスキングテープ
平面と異なるアイテムは「ドライヤー」です。
三次曲面を施工する場合、伸ばすためにシートに熱を加える必要があり、そのためにドライヤーを使用します。基本的にご家庭にあるドライヤーで十分ですが、コンパクトなタイプの方が疲労を軽減することができるためオススメです。
施工方法
今回はテーブルの天板のように平面と曲面がある時の施工方法をお伝えいたします。
手順としては下記の5つです。
- 採寸・カット
- 下処理 ※シートによって不必要な場合あり
- 平面の貼り付け ※熱を加えずにドライ貼り
- 曲面の貼り付け ※熱を加えてシートを伸ばす
- 裏面の処理
まず、シートを適当な大きさにカットしましょう。通常のテーブルの場合は平面+四方15cmずつを目安にサイズを決めると良いです。天板の厚みによって調整しましょう。
2つ目のステップは、下処理です。三次曲面の部分はシートを伸ばしながら貼っていくため平面の施工よりも粘着力が弱まる傾向にあります。シートメーカーが接着剤を販売している場合は、その接着剤を三次曲面に塗るようにしましょう。
3つ目のステップは平面の貼り付けです。カッティングシートの基本の通り中央から放射状に伸ばしていきます。この時は熱を加える必要はありません。
4つ目のステップは曲面の貼り付けです。このときにドライヤーを使いながら熱を加えてシートを伸ばします。部分的に温めるのではなく施工面全体に温風を当てていきましょう。
そして5つ目のステップは、裏面の処理です。テーブルの天板の場合、少し裏面に折込んだ方が、シートが剥がれにくくなるためオススメです。施工するものによって切り取った方が良い場合もありますので臨機応変に対応しましょう。
カッティングシートを3次曲面に貼る場合の注意点―施工編
3次曲面に施工する時の注意点は下記の通りです。
- 均一に熱を当てること
- 一点に力を入れ過ぎないこと
基本的にまんべんなく熱を加えることを心がけましょう。そうすることでムラが減りシートを伸ばしやすくすることができます。また施工の際に一点に力を入れすぎないように注意することも大切です。伸ばす範囲を確認しながら幅広く作業していきましょう。
3次曲面貼りの施工例をご紹介
カッティングシートは様々な場所で使用することができます。
カッティングシートを使って本体をカスタマイズ
中山ケミカルの透過色カッティングシート
ヒートガン使えば曲面追随性もいいので、いろいろなパーツに貼れる
シースルーのハンドガード、クリアグリップ、ストックと同じ透過色カッティングシートを使っているので、色味も揃えられる
たまたま光研のオレンジアルマイトとも色味が合ってる
天才か! pic.twitter.com/FIBT9fHoCa— ロドリゲス井上@ ROD技研 (@Rod_Inoue) December 16, 2019
ヘルメットを個性的に変身
カッティングシート、難しい曲面もクリヤー! – https://t.co/N8ydSxtQmv pic.twitter.com/iY4VL7umiS
— QUACK WORKS (@QUACKWORKS) June 23, 2018
時計の本体色を自分好みにチェンジ
https://twitter.com/DT_09/status/777875102427774976
弊社ではオーダーメイドのカッティングステッカーの作成を行なっております。
切り文字やデザインステッカーなどご要望に応じて様々なステッカーをお作りいたします。カッティングステッカーを貼るだけで、より個性的なアイテムに変身させることができ、愛着が増すこと間違いなしです。
弊社にて作成したステッカーは以下の制作実績のページからチェックすることができます。施工例だけでなく実際にご注文いただいたお客様の声も知ることができるので、是非ご覧ください。
https://www.quackworks.jp/products/
3次曲面施工を行うときに適した材料とは?
カッティングシートで3次曲面を施工する際には、材料選びも重要になってきます。カッティングシートは基本的に伸縮性のある素材ですが、中には伸びない素材があり、このようなシートは曲面施工に不向きであると言えます。弊社の場合、メタリックシートが伸びないタイプでCM200Meメタリックシートの価格・色見本のページにもにもその旨の記載がございます。色や素材だけでなく、シートの性質もチェックする必要があると言えるでしょう。
まとめ
カッティングシートで3次曲面の施工をする際には手順を理解し、気をつけるべきポイントを押さえて臨む必要があります。この記事記載の流れを把握した上で実践すれば初心者の方でも施工することができるでしょう。しかし通常よりも難易度が上がりますので、失敗はつきものです。事前に練習して感覚を掴んでから施工することをオススメします。カッティングシートを使って、素敵なものにアレンジしてみましょう。
装飾用シートの代表的製品である「カッティングシート®」は中川ケミカルが商標登録していますが、今では一般的名称として浸透しています。中川ケミカル社の公式サイトより引用
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上記の解説から、この記事ではカッティングシート ≒ カッティングシートや一般的な装飾シート(リメイクシートなど含む)として解釈し執筆しています。
